風のガーデン 第九話 「ラムズイヤー」
2008年 12月 05日
貞三(緒形拳)はルイ(黒木メイサ)に貞美(中井貴一)に会いに行った事を2~3日黙っていて欲しいと告げて札幌へ向かった。
水木(布施博)に貞美の病状を聞くために・・・。
すい臓がんで水木が診た時にはすでに切除できる状態ではなかったこと、麻薬パッチや座薬で痛みを逃していること、年を越せるかわからないこと。
いくら貞三も医者だとしても、息子のこんな病状をいきなり聞かされるのは辛いと思う。
しかも、自ら遠ざけた息子だけに辛いよね。
貞三さんが義姉・春江(草笛光子)を訪ねて相談するところも泣けちゃったよ。
貞美がガンで余命わずかだと打ち明け、「混乱してわからなくなってます。私、どうしたらいいでしょうか?」って、あの貞三さんがしょんぼりしてるのが見ていて辛かったわ。
「一刻も早く、家に迎えておやりよ」という春江さんの言葉で、貞美を受け入れる決意をした貞三。
たぶん、貞三さんの中では混乱しつつも答えは出ていたんだろうね。
だけど、それが正しいのかどうかもわからなくなっていた。
あの貞三さんでさえ、誰かに聞いてほしかったって事なのかも・・・。
ルイに貞美の病気のことを貞三さんが打ち明けるところも、妙に淡々としている分、胸に迫るものがあった。
自分が貞美に取ってきた態度をルイに詫びる貞三さん。
そして、ルイは病気のことを知らないことにしよう、岳には大天使ガブリエルのまま通そうと決めた貞三。
だけど、ルイも父親の大きな秘密を胸にしまっておけるほど大人ではありませんでした。
貞美の同級生が生前葬をやった話を聞くなり「ひどい!」と怒ってしまい、そこから貞美の病気のことがエリカ(石田えり)にも伝わっていくんですわ。
確かにルイにしてみれば、ガンで余命わずかな父に生前葬なんてひどいと思うでしょう。
貞美があの生前葬を心から喜んだ事を知らないんだもんね。
エリカたち同級生もふざけてやった事とはいえ、まさか貞美がそんな病状だとは知らず、悔やんだり今更ながら慌てたり・・・。
そして、貞三さんと貞美の再会。
キャンピングカーを訪れた貞三が、これまた穏やかに貞美に話しかけるんだよね。
水木から病気のことをすべて聞いたこと。
最初は医者と医者としてのアプローチだったのが、自然と父と息子という間柄に戻っていき、貞三が「家に帰ってこないか?」と言ったあたりで泣いちゃったよ。(つд∩) ウエーン
父と息子がお互いに自分の非を認め謝罪し、許しあう姿。
「家へ戻って来いよ。少しは君の役に立てる。」と言う貞三に、考えさせて欲しいと頼む貞美。
そして貞三さんが「生きてる間にやっておきたかった事は何かね?」と質問する場面があるんだけど、この台詞を緒形拳さんはどんな気持ちで仰ったのかと思うと、違った意味で泣けてしまいました。
貞美はルイとバージンロードを腕を組んで歩きたかった、ウェディングドレスをルイが着る日に付き合ってやれない事が残念だと話すんだよね。
何かルイが喜ぶことをやってあげたい。
そんな気持ちが、一生懸命エゾエンゴサクの球根を植えることに繋がってたんだ。
ルイが好きな花だから・・・。
自分がもう生きてはいないであろう春に、ルイが好きな花をいっぱい咲かせるために・・・。(涙)
どんなに離れて暮らしていたとしても、父親は父親なんだなぁ・・・。
春にエゾエンゴサクが咲き乱れる光景を想像しただけで泣きそうになっちゃうよ。
水木(布施博)に貞美の病状を聞くために・・・。
すい臓がんで水木が診た時にはすでに切除できる状態ではなかったこと、麻薬パッチや座薬で痛みを逃していること、年を越せるかわからないこと。
いくら貞三も医者だとしても、息子のこんな病状をいきなり聞かされるのは辛いと思う。
しかも、自ら遠ざけた息子だけに辛いよね。
貞三さんが義姉・春江(草笛光子)を訪ねて相談するところも泣けちゃったよ。
貞美がガンで余命わずかだと打ち明け、「混乱してわからなくなってます。私、どうしたらいいでしょうか?」って、あの貞三さんがしょんぼりしてるのが見ていて辛かったわ。
「一刻も早く、家に迎えておやりよ」という春江さんの言葉で、貞美を受け入れる決意をした貞三。
たぶん、貞三さんの中では混乱しつつも答えは出ていたんだろうね。
だけど、それが正しいのかどうかもわからなくなっていた。
あの貞三さんでさえ、誰かに聞いてほしかったって事なのかも・・・。
ルイに貞美の病気のことを貞三さんが打ち明けるところも、妙に淡々としている分、胸に迫るものがあった。
自分が貞美に取ってきた態度をルイに詫びる貞三さん。
そして、ルイは病気のことを知らないことにしよう、岳には大天使ガブリエルのまま通そうと決めた貞三。
だけど、ルイも父親の大きな秘密を胸にしまっておけるほど大人ではありませんでした。
貞美の同級生が生前葬をやった話を聞くなり「ひどい!」と怒ってしまい、そこから貞美の病気のことがエリカ(石田えり)にも伝わっていくんですわ。
確かにルイにしてみれば、ガンで余命わずかな父に生前葬なんてひどいと思うでしょう。
貞美があの生前葬を心から喜んだ事を知らないんだもんね。
エリカたち同級生もふざけてやった事とはいえ、まさか貞美がそんな病状だとは知らず、悔やんだり今更ながら慌てたり・・・。
そして、貞三さんと貞美の再会。
キャンピングカーを訪れた貞三が、これまた穏やかに貞美に話しかけるんだよね。
水木から病気のことをすべて聞いたこと。
最初は医者と医者としてのアプローチだったのが、自然と父と息子という間柄に戻っていき、貞三が「家に帰ってこないか?」と言ったあたりで泣いちゃったよ。(つд∩) ウエーン
父と息子がお互いに自分の非を認め謝罪し、許しあう姿。
「家へ戻って来いよ。少しは君の役に立てる。」と言う貞三に、考えさせて欲しいと頼む貞美。
そして貞三さんが「生きてる間にやっておきたかった事は何かね?」と質問する場面があるんだけど、この台詞を緒形拳さんはどんな気持ちで仰ったのかと思うと、違った意味で泣けてしまいました。
貞美はルイとバージンロードを腕を組んで歩きたかった、ウェディングドレスをルイが着る日に付き合ってやれない事が残念だと話すんだよね。
何かルイが喜ぶことをやってあげたい。
そんな気持ちが、一生懸命エゾエンゴサクの球根を植えることに繋がってたんだ。
ルイが好きな花だから・・・。
自分がもう生きてはいないであろう春に、ルイが好きな花をいっぱい咲かせるために・・・。(涙)
どんなに離れて暮らしていたとしても、父親は父親なんだなぁ・・・。
春にエゾエンゴサクが咲き乱れる光景を想像しただけで泣きそうになっちゃうよ。
by cafe-nyoropon | 2008-12-05 14:05 | 2008年10月クール