わたしたちの教科書 第一話 「いじめと裁判と」
2007年 04月 13日
いきなり赴任してきたばかりの臨時教員の加地(伊藤敦史)に「世界を変えることは出来ますか?」と尋ねる生徒・明日香(志田未来)。
教室にいないで、一人校庭で佇んでいるあたりで、すでにこの生徒に何かあるのだろうって事は誰もがわかる事ですが、「世界を変えることは出来ますか?」やら「どうして子供でもわかる事が大人になるとわからなくなっちゃうんですか?」やら質問されたら、とっつきにくい子供だなぁと思ってしまう。
両親がいなくて施設で暮らしている明日香。
生徒にも教師にも、変わり者という目で見られている。
知人だという弁護士の珠子(菅野美穂)を訪ねても居留守をつかわれてしまう。
そんな明日香に踏み込もうとした加地の存在が、明日香には嬉しかったのかも。
自分の話を聞いて、ちゃんと投げ返してくれた。
駅伝の話に例えて、襷を繋ごうと言ってくれた。
「先生になら言えるかもしれない」と明日香が加地に託したのは、コインロッカーの鍵。
「先生に会えてよかった」・・・そういって去っていくところがもう何かを暗示してましたよね。
翌日、笑顔で学校に現れた明日香。
学校ではふざけていた男子生徒同士のケンカがちょっとした事で大乱闘に発展。
学校中が大騒ぎになり、やっとおさまったと思ったら・・・明日香が教室の窓から落ちたという。
ここで明日香の言動や行動に疑問を持ったのが珠子。
箸の持ち方に異常なまでに敏感で、決して人前で食事をしようとしなかった明日香。
10分以上の手洗い、朝お風呂に入りたがる、香水。
それはすべて誰かに何かを言われたからでは?
人前で食事をしないのは箸の持ち方を指摘されたから。
手洗い、朝風呂、香水は「くさい」と言われたからではないか。
つまり、明日香は自殺したのではないか?
「何かメッセージがあったのでは?」という珠子の言葉に、鍵の存在を思い出す加地。
つきとめたロッカーの中身は、いじめの証拠。
「死ね」と落書きされた教科書を、どんな気持ちでこのロッカーに隠していたのか。
たった一人、誰にも言えずに抱えていたのかと思うと、胸が詰まる想いだわ。
いじめられている子が親にはそんな素振りを見せないというのはよく聞く。
でも、たぶん親がいてくれるというのが最後の砦になってるんじゃないかな・・・と思うんだよね。
いや、親としてはそうであってほしいと思いたいのかもしれない。
いじめられてるなんて口が裂けても言えないけど、もし我慢できないほど苦しくて言ってしまったとしたら、その時は親だけは味方になってくれる。
それだけでも支えになるとしたら、やっぱり親って大きな存在なんだろうと・・・。
でも、明日香のようにその親がいない環境だったら・・・。
加地になら言えるかもと思ったのに、あれがもし自殺だったんだとしたら原因はどこにあったんだろう?
そして珠子は明日香の母親だと言ってましたが、そうなんでしょうか?
私は珠子も明日香と同じ施設の出身だとか、そんなところかなぁと思ってたんだけどね。
珠子が30才、明日香が14才ということだから、珠子が明日香の母親なら16才で産んだ子になりますよね~。
うーん、きっとそこにも何か大きな理由がありそうだ。
生徒は顧客だと考え、トラブルは出来るだけ避けるべきだと考える学校。
そんな場所を死に場所に選んだのだとしたら、明日香はそうやって世界を変えようとしたのかも。
ものすごく重苦しい始まり方なんだけど、こりゃ続きが気になりますなぁ。
学校の先生方も、それぞれ何かを抱えてそうでそこらへんも気になります。
教室にいないで、一人校庭で佇んでいるあたりで、すでにこの生徒に何かあるのだろうって事は誰もがわかる事ですが、「世界を変えることは出来ますか?」やら「どうして子供でもわかる事が大人になるとわからなくなっちゃうんですか?」やら質問されたら、とっつきにくい子供だなぁと思ってしまう。
両親がいなくて施設で暮らしている明日香。
生徒にも教師にも、変わり者という目で見られている。
知人だという弁護士の珠子(菅野美穂)を訪ねても居留守をつかわれてしまう。
そんな明日香に踏み込もうとした加地の存在が、明日香には嬉しかったのかも。
自分の話を聞いて、ちゃんと投げ返してくれた。
駅伝の話に例えて、襷を繋ごうと言ってくれた。
「先生になら言えるかもしれない」と明日香が加地に託したのは、コインロッカーの鍵。
「先生に会えてよかった」・・・そういって去っていくところがもう何かを暗示してましたよね。
翌日、笑顔で学校に現れた明日香。
学校ではふざけていた男子生徒同士のケンカがちょっとした事で大乱闘に発展。
学校中が大騒ぎになり、やっとおさまったと思ったら・・・明日香が教室の窓から落ちたという。
ここで明日香の言動や行動に疑問を持ったのが珠子。
箸の持ち方に異常なまでに敏感で、決して人前で食事をしようとしなかった明日香。
10分以上の手洗い、朝お風呂に入りたがる、香水。
それはすべて誰かに何かを言われたからでは?
人前で食事をしないのは箸の持ち方を指摘されたから。
手洗い、朝風呂、香水は「くさい」と言われたからではないか。
つまり、明日香は自殺したのではないか?
「何かメッセージがあったのでは?」という珠子の言葉に、鍵の存在を思い出す加地。
つきとめたロッカーの中身は、いじめの証拠。
「死ね」と落書きされた教科書を、どんな気持ちでこのロッカーに隠していたのか。
たった一人、誰にも言えずに抱えていたのかと思うと、胸が詰まる想いだわ。
いじめられている子が親にはそんな素振りを見せないというのはよく聞く。
でも、たぶん親がいてくれるというのが最後の砦になってるんじゃないかな・・・と思うんだよね。
いや、親としてはそうであってほしいと思いたいのかもしれない。
いじめられてるなんて口が裂けても言えないけど、もし我慢できないほど苦しくて言ってしまったとしたら、その時は親だけは味方になってくれる。
それだけでも支えになるとしたら、やっぱり親って大きな存在なんだろうと・・・。
でも、明日香のようにその親がいない環境だったら・・・。
加地になら言えるかもと思ったのに、あれがもし自殺だったんだとしたら原因はどこにあったんだろう?
そして珠子は明日香の母親だと言ってましたが、そうなんでしょうか?
私は珠子も明日香と同じ施設の出身だとか、そんなところかなぁと思ってたんだけどね。
珠子が30才、明日香が14才ということだから、珠子が明日香の母親なら16才で産んだ子になりますよね~。
うーん、きっとそこにも何か大きな理由がありそうだ。
生徒は顧客だと考え、トラブルは出来るだけ避けるべきだと考える学校。
そんな場所を死に場所に選んだのだとしたら、明日香はそうやって世界を変えようとしたのかも。
ものすごく重苦しい始まり方なんだけど、こりゃ続きが気になりますなぁ。
学校の先生方も、それぞれ何かを抱えてそうでそこらへんも気になります。
by cafe-nyoropon | 2007-04-13 14:07 | 2007年4月クール