セクシーボイスアンドロボ VOICE1 三日坊主 「美しき思い出を忘れた殺人者を追え!!」
2007年 04月 11日
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
あたくし的にど真ん中ストライクのドラマでしたわ!
木皿泉脚本ってところで期待してたんだけど、これがどうしてうれし涙が出るほどに期待を裏切らない作品じゃありませんか~。
原作は全く知りませんが、初回でどっぷりハマっちゃいました!
七色の声色を操る少女・ニコ(大後寿々花)とロボットマニアで女好きの青年・ロボ(松山ケンイチ)が様々な怪事件を解決するというお話。
初回は普通人物紹介的な要素が多くなるので、どうしても単調になりがちなんだけど、このドラマはそのあたりがうまかった。
ぐいぐい引き込まれてしまいましたわ。
三日坊主(中村獅童)という記憶が三日しかもたない男と知り合ったニコとロボ。
三日坊主が大事に抱えていた箱の中身は、彼が「俺の切れ端」と呼ぶ一見ゴミのようなもの。
アイスを食べた後のゴミ、レシート、ホテルの領収書・・・。
記憶がもたないから、そうやって生きてきた証拠をとっている三日坊主。
それとは別に「忘れたくない事」を書き記したメモ帳。
いろんな忘れたくない事が書いてあるのに、何で忘れたくなかったのかがわからない。
そんな三日坊主に「じゃあ、これからは忘れたくない理由も書けば?」とアドバイスしたニコ。
ロボの家でニコが作ったカレーを食べた後、三日坊主はメモ帳に「人の家で食べたカレー・・・理由:生きている気がした」って書くわけよ。
何だか泣けてくるんだけど・・・。(´Д⊂グスン
そういうところにからめて、ニコの父・竹男(塚本晋也)が毎朝飲む牛乳瓶のフタをとっておくクセや、姉・一海(村川絵梨)が洋服についてるタグをとっておくクセを出すのもさり気なく深い。
他人から見れば意味のないものが、その人にとっては意味があり、過去を示すのかと思えば未来へ続くようなものにも見える。
私がこうやって日々書き綴っているドラマレビューというものも、自分にとっての過去の積み重ねのようで、ここからまた未来へ繋がる一歩のようでもあり、いろいろ考え出すととにかく「う~ん、深い」と唸ってしまう。
実は殺人者だった三日坊主。
次のターゲットはニコが1粒480円で「本来自分が何をやりたかったのかわかる薬」を買った、地蔵堂の女主人・マキ(浅丘ルリ子)。
三日坊主に人殺しをさせたくない・・・何とか止めようとするニコ。
「全部忘れたからって、なかった事にはならないんだからね!」
自分が3日で忘れた事も、自分以外の誰かが覚えている限りこの世からなくなる事はない。
ニコの説得で思い止まった三日坊主。
ニコに「将来スパイにでもなるつもりなら、ロボを連れてあたしんとこ来な!」というマキ。
忘れたくないことのメモ帳に「オレは人を殺した」と書いた三日坊主。
「人を殺した事を絶対に忘れないと思ったら、気持ち自由になった」って言葉が印象的だった。
最初はどんなきっかけだったのかはわからないけど、三日坊主は人を殺した。
それでも彼は生き続けなきゃならないから、三日で記憶をなくすような精神状態に自分を追い込んだのかもしれない。
そうやって人を殺したという事実を自分の中から排除してきたのかなぁ。
でも、認めたからこそ楽になれた。
殺しの依頼主が三日坊主に渡した箱は、きっと爆発物だろうなぁ・・・と最初からわかっていた。
だけど、わかっていても三日坊主の最期は悲しくせつなかった。
三日坊主が死んだのは自分のせいだと責めるニコに、マキが言った言葉もずしんと来たなぁ。
「だってあなたはこの世界に関わってるの。どうしようもな~く関わってるのよ!」
生きるというのは、必ずどこかで誰かと関わるということ。
関わるからには、プラスの場合もマイナスの場合も必ずある。
その中で私たちは生きているということ。
考えれば考えるほど深い意味がありそうだわ。
爆発で焼け残った忘れたくない事のメモ帳に「ニコ ロボ」って書いてあったのが、また泣けるんですわ。(´Д⊂グスン
爆死で吹き飛んだ三日坊主の姿が、二週間前に撮影したドラマの映像の中に映ってるというのもね・・・。
「なかったことになんかならない」って言葉も、いい意味にも悪い意味にも取れて深かった。
うーん、めちゃめちゃ好みだ!このドラマ!
ウラは未見リタイアって可能性もありますな。(笑)
あたくし的にど真ん中ストライクのドラマでしたわ!
木皿泉脚本ってところで期待してたんだけど、これがどうしてうれし涙が出るほどに期待を裏切らない作品じゃありませんか~。
原作は全く知りませんが、初回でどっぷりハマっちゃいました!
七色の声色を操る少女・ニコ(大後寿々花)とロボットマニアで女好きの青年・ロボ(松山ケンイチ)が様々な怪事件を解決するというお話。
初回は普通人物紹介的な要素が多くなるので、どうしても単調になりがちなんだけど、このドラマはそのあたりがうまかった。
ぐいぐい引き込まれてしまいましたわ。
三日坊主(中村獅童)という記憶が三日しかもたない男と知り合ったニコとロボ。
三日坊主が大事に抱えていた箱の中身は、彼が「俺の切れ端」と呼ぶ一見ゴミのようなもの。
アイスを食べた後のゴミ、レシート、ホテルの領収書・・・。
記憶がもたないから、そうやって生きてきた証拠をとっている三日坊主。
それとは別に「忘れたくない事」を書き記したメモ帳。
いろんな忘れたくない事が書いてあるのに、何で忘れたくなかったのかがわからない。
そんな三日坊主に「じゃあ、これからは忘れたくない理由も書けば?」とアドバイスしたニコ。
ロボの家でニコが作ったカレーを食べた後、三日坊主はメモ帳に「人の家で食べたカレー・・・理由:生きている気がした」って書くわけよ。
何だか泣けてくるんだけど・・・。(´Д⊂グスン
そういうところにからめて、ニコの父・竹男(塚本晋也)が毎朝飲む牛乳瓶のフタをとっておくクセや、姉・一海(村川絵梨)が洋服についてるタグをとっておくクセを出すのもさり気なく深い。
他人から見れば意味のないものが、その人にとっては意味があり、過去を示すのかと思えば未来へ続くようなものにも見える。
私がこうやって日々書き綴っているドラマレビューというものも、自分にとっての過去の積み重ねのようで、ここからまた未来へ繋がる一歩のようでもあり、いろいろ考え出すととにかく「う~ん、深い」と唸ってしまう。
実は殺人者だった三日坊主。
次のターゲットはニコが1粒480円で「本来自分が何をやりたかったのかわかる薬」を買った、地蔵堂の女主人・マキ(浅丘ルリ子)。
三日坊主に人殺しをさせたくない・・・何とか止めようとするニコ。
「全部忘れたからって、なかった事にはならないんだからね!」
自分が3日で忘れた事も、自分以外の誰かが覚えている限りこの世からなくなる事はない。
ニコの説得で思い止まった三日坊主。
ニコに「将来スパイにでもなるつもりなら、ロボを連れてあたしんとこ来な!」というマキ。
忘れたくないことのメモ帳に「オレは人を殺した」と書いた三日坊主。
「人を殺した事を絶対に忘れないと思ったら、気持ち自由になった」って言葉が印象的だった。
最初はどんなきっかけだったのかはわからないけど、三日坊主は人を殺した。
それでも彼は生き続けなきゃならないから、三日で記憶をなくすような精神状態に自分を追い込んだのかもしれない。
そうやって人を殺したという事実を自分の中から排除してきたのかなぁ。
でも、認めたからこそ楽になれた。
殺しの依頼主が三日坊主に渡した箱は、きっと爆発物だろうなぁ・・・と最初からわかっていた。
だけど、わかっていても三日坊主の最期は悲しくせつなかった。
三日坊主が死んだのは自分のせいだと責めるニコに、マキが言った言葉もずしんと来たなぁ。
「だってあなたはこの世界に関わってるの。どうしようもな~く関わってるのよ!」
生きるというのは、必ずどこかで誰かと関わるということ。
関わるからには、プラスの場合もマイナスの場合も必ずある。
その中で私たちは生きているということ。
考えれば考えるほど深い意味がありそうだわ。
爆発で焼け残った忘れたくない事のメモ帳に「ニコ ロボ」って書いてあったのが、また泣けるんですわ。(´Д⊂グスン
爆死で吹き飛んだ三日坊主の姿が、二週間前に撮影したドラマの映像の中に映ってるというのもね・・・。
「なかったことになんかならない」って言葉も、いい意味にも悪い意味にも取れて深かった。
うーん、めちゃめちゃ好みだ!このドラマ!
ウラは未見リタイアって可能性もありますな。(笑)
by cafe-nyoropon | 2007-04-11 15:10 | 2007年4月クール