白夜行 第10話 「開く過去の扉」
2006年 03月 16日
いやぁ、もう、自分の感情を言葉にして表す事すらできないかもしれない。
何なんだろう?このドラマを見て、自分の中にわいてくるこの感情は・・・。
亮司(山田孝之)が礼子(八千草薫)のチューブを抜いて、あっさりと彼女を命を絶った。
誰かが自分たちの前に壁となって立ちはだかった時、その人物を殺すことでしか先へ進む道を見つけられない亮司と雪穂(綾瀬はるか)。
そして、ついに・・・というべきか・・・、亮司の母・弥生子(麻生祐未)が自殺。
笹垣(武田鉄矢)はちゃんと見抜いてたんだよね。
「お前はお前なりに、息子守ろうとしたんやろう。」って・・・。
誰にも打ちかえられず、自分の中で抱えておくにはあまりにも大きな出来事。
弥生子のお酒も、手首に残された数回の自殺の痕も、逃れるところはそこしかなかったんだって感じで辛かった。
だけど、真文(余貴美子)が卒業証書を持って来なければ・・・、笹垣があんな風に弥生子に理解を示さなければ、もしかしたら彼女は彼女なりにぎりぎりの線で乗り切ったのかもしれない。
人と関わらないで済んでいれば・・・。
でも、結局はダメだった。
「あの子はまだダクトの中にいる。押し込めたのは私。そんな人生しかあげられなくてごめん。」と震える文字で書き残し、手首を切って自殺。
我が子にそんな人生しかあげられなかったと悔やむ弥生子自身の人生は・・・と思うと、これまたせつなくなってしまう。
篠塚(柏原崇)は雪穂に自首をさせようと、彼女に近付いていくんだけど・・・。
雪穂が「子供は親の役に立たなきゃいけないのに・・・何一つお返しが出来なかった。」と篠塚の前で泣くシーンは、言葉の裏に隠された雪穂の子供時代を思うと胸が苦しくなった。
篠塚は雪穂の懐に入って行って、自首をさせようと思っているみたいだけど、雪穂の心はそう簡単には動かされないような気がするんだよなぁ。
そして何と言ってもラスト付近の亮司でしょう。
笹垣を殺すために彼の部屋へ忍び込み、典子(西田尚美)から手に入れた青酸カリをトイレに充満させる。
あとは、笹垣が帰ってくれば・・・というところで、部屋にあった弥生子の遺影と遺骨を見つけるわけよ。
こんな風に自分の母親の死を知るなんて・・・・想像もできないわ。
自分たちについて書き綴られた笹垣のノートを読んで、彼がどれだけ自分たちを見つめてきたかを知らされる亮司。
幽霊として生きるしかない人生、別人になって生きている自分。
笹垣だけが、桐原亮司をずっと見てくれていた。
何だろう・・・、これってやはり心を揺さぶられるような感情がわいてくるものなのかな?
こんな殺し方をしてはいけないと、急いで部屋へ行きトイレの青酸カリを水に流した。
しかし、そこへ笹垣が戻って来て、亮司はあのハサミを持つ。
う~っ・・・重い・・・。
少なくとも亮司の中では、もう時効を待つ気持ちなんてないんだろう。
むしろ、見つけて欲しいんだろう・・・自分を。
ただ、雪穂だけは守らなくちゃいけない・・・それだけのために幽霊の人生を歩んでいる。
こんな人生しか与えてもらえなかったと言うべきか、それともこんな人生を自分で選んだんだと言うべきか・・・。
何なんだろう?このドラマを見て、自分の中にわいてくるこの感情は・・・。
亮司(山田孝之)が礼子(八千草薫)のチューブを抜いて、あっさりと彼女を命を絶った。
誰かが自分たちの前に壁となって立ちはだかった時、その人物を殺すことでしか先へ進む道を見つけられない亮司と雪穂(綾瀬はるか)。
そして、ついに・・・というべきか・・・、亮司の母・弥生子(麻生祐未)が自殺。
笹垣(武田鉄矢)はちゃんと見抜いてたんだよね。
「お前はお前なりに、息子守ろうとしたんやろう。」って・・・。
誰にも打ちかえられず、自分の中で抱えておくにはあまりにも大きな出来事。
弥生子のお酒も、手首に残された数回の自殺の痕も、逃れるところはそこしかなかったんだって感じで辛かった。
だけど、真文(余貴美子)が卒業証書を持って来なければ・・・、笹垣があんな風に弥生子に理解を示さなければ、もしかしたら彼女は彼女なりにぎりぎりの線で乗り切ったのかもしれない。
人と関わらないで済んでいれば・・・。
でも、結局はダメだった。
「あの子はまだダクトの中にいる。押し込めたのは私。そんな人生しかあげられなくてごめん。」と震える文字で書き残し、手首を切って自殺。
我が子にそんな人生しかあげられなかったと悔やむ弥生子自身の人生は・・・と思うと、これまたせつなくなってしまう。
篠塚(柏原崇)は雪穂に自首をさせようと、彼女に近付いていくんだけど・・・。
雪穂が「子供は親の役に立たなきゃいけないのに・・・何一つお返しが出来なかった。」と篠塚の前で泣くシーンは、言葉の裏に隠された雪穂の子供時代を思うと胸が苦しくなった。
篠塚は雪穂の懐に入って行って、自首をさせようと思っているみたいだけど、雪穂の心はそう簡単には動かされないような気がするんだよなぁ。
そして何と言ってもラスト付近の亮司でしょう。
笹垣を殺すために彼の部屋へ忍び込み、典子(西田尚美)から手に入れた青酸カリをトイレに充満させる。
あとは、笹垣が帰ってくれば・・・というところで、部屋にあった弥生子の遺影と遺骨を見つけるわけよ。
こんな風に自分の母親の死を知るなんて・・・・想像もできないわ。
自分たちについて書き綴られた笹垣のノートを読んで、彼がどれだけ自分たちを見つめてきたかを知らされる亮司。
幽霊として生きるしかない人生、別人になって生きている自分。
笹垣だけが、桐原亮司をずっと見てくれていた。
何だろう・・・、これってやはり心を揺さぶられるような感情がわいてくるものなのかな?
こんな殺し方をしてはいけないと、急いで部屋へ行きトイレの青酸カリを水に流した。
しかし、そこへ笹垣が戻って来て、亮司はあのハサミを持つ。
う~っ・・・重い・・・。
少なくとも亮司の中では、もう時効を待つ気持ちなんてないんだろう。
むしろ、見つけて欲しいんだろう・・・自分を。
ただ、雪穂だけは守らなくちゃいけない・・・それだけのために幽霊の人生を歩んでいる。
こんな人生しか与えてもらえなかったと言うべきか、それともこんな人生を自分で選んだんだと言うべきか・・・。
by cafe-nyoropon | 2006-03-16 23:37 | 2006年1月クール