女の一代記シリーズ 最終夜 杉村春子「悪女の一生~芝居と結婚した女優・杉村春子の生涯」
2005年 11月 28日
一番期待してなかったのに、一番(TωT)ウルウルしたのが最終夜だった。(^▽^;)
ほら・・・米倉嬢だしさ・・・、なんてーの?、大女優・杉村春子を演じるにはどうなのよ?ってなもんだったのよ。テヘヘッ(*゚ー゚)>
でもさ、自信が力になってるというか、「私は私なりに演じますから・・・それで何か?」ぐらいの雰囲気をお持ちなんですよね、最近の米倉嬢は。
杉村春子さんの人生と、自信満々な米倉嬢に押し切られちゃった感じです。
お金持ちのお嬢さんとして育っていたのに、学校で先生から「芸者の捨て子」だと聞かされるのは辛かったでしょうね。
周りの友達も一気に見方を変えてしまうし・・・。
東京に出て音楽学校へ入ろうとするも不合格、そして芝居の道を歩むことに。
生涯で3人の男と深い恋をして、その3人がすべて結核で亡くなり、どの人の臨終にも立ち会えなかった杉村春子(米倉涼子)。
最初の男・岸郎(山口達也)とは未入籍のまま同居生活を送り、貧乏ながらも幸せだった。
女優として少しずつ大きな役がもらえるようになった時に妊娠発覚。
巡って来た女優の世代交代のチャンスを逃したくなくて、春子は子供を堕ろしてしまう。
そうまでして勝ち取った主演女優の座。
何だかね~、この「女の一代記シリーズ」に共通することですが、子供を捨てたり、諦めたりなんですよね。
時代がそうだったのかもしれないけど、そこを諦めなきゃ女が上へ行けなかったのかと思うとせつなくなりますわ。
岸郎が亡くなった後に、彼が作っていたスクラップブックを見て春子が泣くところは、私も(TωT)ウルウルしてしまいました。
次は劇作家・森本薫(柳葉敏郎)との恋。
これは奥さんがある男性だったんで、まぁ不倫って事になっちゃいますかね。
「女の一生」を書いた作家さんとは、こういう関係だったのか・・・って感じだったわ。
恋愛関係のようでもあり、純粋に作家と女優という結びつきのようでもあり・・・。
どちらにしても、森本の奥さん(大路恵美)はエライって感じだわ。(^▽^;)
そして、唯一籍まで入れたのが10歳以上も年下の医者・石山季彦(成宮寛貴)。
誰と一緒にいても、春子が優先したのは芝居。
でも、こうやって見ると、そこには理由があったんだな・・・と思ってしまいます。
岸郎との時は、女優としてのチャンスに賭けていた。
薫との時は戦後もう一度文学座の芝居に客を呼ぶために必死だった。
そして季彦との時は、春子が看板女優として文学座を背負っていた。
周りから見れば、3人の男を看取ることもなく、芝居を優先させた冷たい女優に見えたかもしれないけど、女として悲しんでいる部分は決して見せることがなかったのでしょう。
それは女優・杉村春子だから。
最後は「お前は芝居と結婚したんだ。あっちへ行け。」と言って、春子を仕事場へ行かせた季彦。
これも愛情だったのかなぁ。
半分は本気で寂しくて、半分は愛をもってそう言ったんでしょうね。
亡くなった後、彼が生前に注文していたという墓の存在がわかって、その墓石に刻まれた赤い文字での「春子」の名前。
「ここで待ってるから。君は一人じゃないよ。」という手紙。
ここでも泣けてしまったよ。(´Д⊂グスン
舞台しか戻る場所がないと言っていた春子に、季彦は舞台以外の場所を作ってあげたのね。
女優・杉村春子の誕生を見つめた最初の男、杉村春子の代表作を書いてくれた第二の男、そして帰る場所を作ってくれた最後の男。
生き方まで女優なんだなぁと実感。
そして太地喜和子(ソニン)を見て、強く思ったのは「太地喜和子の一生」を見たかったということ。
個人的にすごく魅力を感じる女優さんだった喜和子さん。
もし、次にこんな企画があるのなら、ぜひ彼女の生涯も描いて下さい。<(_ _)>
ほら・・・米倉嬢だしさ・・・、なんてーの?、大女優・杉村春子を演じるにはどうなのよ?ってなもんだったのよ。テヘヘッ(*゚ー゚)>
でもさ、自信が力になってるというか、「私は私なりに演じますから・・・それで何か?」ぐらいの雰囲気をお持ちなんですよね、最近の米倉嬢は。
杉村春子さんの人生と、自信満々な米倉嬢に押し切られちゃった感じです。
お金持ちのお嬢さんとして育っていたのに、学校で先生から「芸者の捨て子」だと聞かされるのは辛かったでしょうね。
周りの友達も一気に見方を変えてしまうし・・・。
東京に出て音楽学校へ入ろうとするも不合格、そして芝居の道を歩むことに。
生涯で3人の男と深い恋をして、その3人がすべて結核で亡くなり、どの人の臨終にも立ち会えなかった杉村春子(米倉涼子)。
最初の男・岸郎(山口達也)とは未入籍のまま同居生活を送り、貧乏ながらも幸せだった。
女優として少しずつ大きな役がもらえるようになった時に妊娠発覚。
巡って来た女優の世代交代のチャンスを逃したくなくて、春子は子供を堕ろしてしまう。
そうまでして勝ち取った主演女優の座。
何だかね~、この「女の一代記シリーズ」に共通することですが、子供を捨てたり、諦めたりなんですよね。
時代がそうだったのかもしれないけど、そこを諦めなきゃ女が上へ行けなかったのかと思うとせつなくなりますわ。
岸郎が亡くなった後に、彼が作っていたスクラップブックを見て春子が泣くところは、私も(TωT)ウルウルしてしまいました。
次は劇作家・森本薫(柳葉敏郎)との恋。
これは奥さんがある男性だったんで、まぁ不倫って事になっちゃいますかね。
「女の一生」を書いた作家さんとは、こういう関係だったのか・・・って感じだったわ。
恋愛関係のようでもあり、純粋に作家と女優という結びつきのようでもあり・・・。
どちらにしても、森本の奥さん(大路恵美)はエライって感じだわ。(^▽^;)
そして、唯一籍まで入れたのが10歳以上も年下の医者・石山季彦(成宮寛貴)。
誰と一緒にいても、春子が優先したのは芝居。
でも、こうやって見ると、そこには理由があったんだな・・・と思ってしまいます。
岸郎との時は、女優としてのチャンスに賭けていた。
薫との時は戦後もう一度文学座の芝居に客を呼ぶために必死だった。
そして季彦との時は、春子が看板女優として文学座を背負っていた。
周りから見れば、3人の男を看取ることもなく、芝居を優先させた冷たい女優に見えたかもしれないけど、女として悲しんでいる部分は決して見せることがなかったのでしょう。
それは女優・杉村春子だから。
最後は「お前は芝居と結婚したんだ。あっちへ行け。」と言って、春子を仕事場へ行かせた季彦。
これも愛情だったのかなぁ。
半分は本気で寂しくて、半分は愛をもってそう言ったんでしょうね。
亡くなった後、彼が生前に注文していたという墓の存在がわかって、その墓石に刻まれた赤い文字での「春子」の名前。
「ここで待ってるから。君は一人じゃないよ。」という手紙。
ここでも泣けてしまったよ。(´Д⊂グスン
舞台しか戻る場所がないと言っていた春子に、季彦は舞台以外の場所を作ってあげたのね。
女優・杉村春子の誕生を見つめた最初の男、杉村春子の代表作を書いてくれた第二の男、そして帰る場所を作ってくれた最後の男。
生き方まで女優なんだなぁと実感。
そして太地喜和子(ソニン)を見て、強く思ったのは「太地喜和子の一生」を見たかったということ。
個人的にすごく魅力を感じる女優さんだった喜和子さん。
もし、次にこんな企画があるのなら、ぜひ彼女の生涯も描いて下さい。<(_ _)>
by cafe-nyoropon | 2005-11-28 15:21 | SPドラマなど