アイシテル~海容~ 最終話 「2つの家族・・・それぞれの結末」
2009年 06月 19日
きれいごとのような印象も受けたけど、こういう結末にするのが一番良かったんだろうな・・・とも思えました。
墓地で聖子(板谷由夏)と対面したさつき(稲森いずみ)は、土下座して謝罪する。
それ以外、何もできないもんなぁ。
そんなさつきに「あなたがどんなに苦しんでも、私は楽にならないんです。清貴(佐藤詩音)のためにも、あなたのお子さんのためにも生きて下さい。」と言って去って行く聖子。
もう二度と会うことはないと心に決めて・・・。
それから1年以上経って智也(嘉数一星)は施設を退所した。
でも、ここからが本当に苦しい道のりなんだよね。
自分の罪はどれだけ反省しても消えないし、周りがそのことを知ればどういう目で見られるかとか、それで迷惑をかける人がいるんじゃないかとか・・・。
智也も両親も、こういう呪縛から解放されることはないわけで、いくら心構えがあったとしても簡単なことではないでしょう。
だから施設に戻りたいと言った智也の気持ちもわかるような気がする。
むしろ、施設で外の世界から隔離された生活を送る方が楽かもしれないし・・・。
自分には両親が側にいてくれて守ってくれる、新しい洋服も買ってもらえる。
だけど、清貴は・・・と、気付いてしまった。
気付いたからこそ苦しんでいた。
「僕なんか生まれてこなきゃよかったんだ!」という智也に、さつきは手をあげました。
生まれてこなければ良かった命なんてない。
そこはしっかり教えておかねばいけないところですものね。
「智也がいなければお父さんもお母さんも生きていけない。智也を愛しているの。」
翌朝、お父さんに買ってもらった服を着て「行って来ます」と家を出た智也を見たら、さつきの気持ちが伝わった事はわかりましたが・・・。
被害者家族の美帆子(川島海荷)も、清貴を殺した犯人の少年が世間に出てきたと知って、また心をかき乱されるわけで。
ネットの掲示板で知った智也が通う小学校の前で待ち伏せしたものの、智也の顔すら知らないという美帆子も可哀想でした。
そこへ来て何をするわけでもないのに、その場所に行かずにはいられなかった気持ちもわかります。
ただ、そこへ美帆子の両親が来てくれたことが救いでしたね。
「あの子も苦しんでいる。苦しんでいる相手を追い込んで、それでどうなる?もう、あの子はいないんだ。」と秀昭(佐野史郎)。
このお父さん自身も何かを乗り越えたんだなぁと思わせる言葉でした。
1年後、さつきが智也の弟を産んだ。
小さな命に触れたことで、智也は自分がしたことを思い知る。
聖子が手紙に書いたように智也自身の子供というわけではなかったけど、自分のした事をわかるきっかけは恐ろしく早くやって来たってわけか。
「ごめんなさい、清貴君・・・。」と泣く智也を抱きしめるさつき。
加害者の母親になった場合、自分ならどうするだろうか?
被害者の母親だったら、こんな風に立ち直れるだろうか?
いろんな事を考えさせられましたけど、想像しても答えが出ない。
どちらの母親の立場にもなりたくないというのが本音。
墓地で聖子(板谷由夏)と対面したさつき(稲森いずみ)は、土下座して謝罪する。
それ以外、何もできないもんなぁ。
そんなさつきに「あなたがどんなに苦しんでも、私は楽にならないんです。清貴(佐藤詩音)のためにも、あなたのお子さんのためにも生きて下さい。」と言って去って行く聖子。
もう二度と会うことはないと心に決めて・・・。
それから1年以上経って智也(嘉数一星)は施設を退所した。
でも、ここからが本当に苦しい道のりなんだよね。
自分の罪はどれだけ反省しても消えないし、周りがそのことを知ればどういう目で見られるかとか、それで迷惑をかける人がいるんじゃないかとか・・・。
智也も両親も、こういう呪縛から解放されることはないわけで、いくら心構えがあったとしても簡単なことではないでしょう。
だから施設に戻りたいと言った智也の気持ちもわかるような気がする。
むしろ、施設で外の世界から隔離された生活を送る方が楽かもしれないし・・・。
自分には両親が側にいてくれて守ってくれる、新しい洋服も買ってもらえる。
だけど、清貴は・・・と、気付いてしまった。
気付いたからこそ苦しんでいた。
「僕なんか生まれてこなきゃよかったんだ!」という智也に、さつきは手をあげました。
生まれてこなければ良かった命なんてない。
そこはしっかり教えておかねばいけないところですものね。
「智也がいなければお父さんもお母さんも生きていけない。智也を愛しているの。」
翌朝、お父さんに買ってもらった服を着て「行って来ます」と家を出た智也を見たら、さつきの気持ちが伝わった事はわかりましたが・・・。
被害者家族の美帆子(川島海荷)も、清貴を殺した犯人の少年が世間に出てきたと知って、また心をかき乱されるわけで。
ネットの掲示板で知った智也が通う小学校の前で待ち伏せしたものの、智也の顔すら知らないという美帆子も可哀想でした。
そこへ来て何をするわけでもないのに、その場所に行かずにはいられなかった気持ちもわかります。
ただ、そこへ美帆子の両親が来てくれたことが救いでしたね。
「あの子も苦しんでいる。苦しんでいる相手を追い込んで、それでどうなる?もう、あの子はいないんだ。」と秀昭(佐野史郎)。
このお父さん自身も何かを乗り越えたんだなぁと思わせる言葉でした。
1年後、さつきが智也の弟を産んだ。
小さな命に触れたことで、智也は自分がしたことを思い知る。
聖子が手紙に書いたように智也自身の子供というわけではなかったけど、自分のした事をわかるきっかけは恐ろしく早くやって来たってわけか。
「ごめんなさい、清貴君・・・。」と泣く智也を抱きしめるさつき。
加害者の母親になった場合、自分ならどうするだろうか?
被害者の母親だったら、こんな風に立ち直れるだろうか?
いろんな事を考えさせられましたけど、想像しても答えが出ない。
どちらの母親の立場にもなりたくないというのが本音。
by cafe-nyoropon | 2009-06-19 14:22 | 2009年4月クール