銭ゲバ 第8話 「悪は静かに死んでやるズラ」
2009年 03月 09日
茜(木南晴夏)が自殺した事で、風太郎(松山ケンイチ)はうなされる様になる。
パジャマのまま会社へ行き、金庫の中の金を抱いて心を落ち着けようとするが吐きそうになって・・・。
そんな風太郎に「お忘れですよ、社長」とスーツと靴を放り出す緑(ミムラ)が、また恐いんだ。(;´Д`)
風太郎の子供の頃って、本当に悲惨だよね。
健蔵(椎名桔平)が愛人を家に引っ張り込んで、桃子(奥貫薫)と風太郎(幼少期:斎藤隆成)に出て行けって言うわけよ。
雪の舞う中、見つけた海辺の小屋で一晩明かした母子は、これからも辛い事があったらここへ来ようと決めていたんですわ。
で、桃子が亡くなり、宏(近藤公園)を殺してしまったあの晩も、風太郎は一人でこの小屋に来て、金持ちになれば幸せになれると自分に言い聞かせてたってわけか・・・。
宏が自分を引き取ろうとしていた事など知らずに・・・。
桃子は風太郎にお金以上の愛情を注いで来たはずなのに、母親の死を金がなかったせいだと思ってしまったばかりに狂って行った彼の人生。
思えば茜は桃子並みに風太郎に愛情を注いでいたのかもしれない。
でも、その愛情を彼が受け付けることはなかった。
茜の自殺により、彼女の愛の大きさ、重さを感じてしまったのかな?
この世に愛がある事を教えようとしてくれていた茜を、軽くあしらって死に至らしめたことは、さすがの風太郎にもこたえたか。
伊豆屋さんも大変な事になっちゃったよなぁ。
真一(松山ケンイチ・二役)が作った借金2000万を返さなければこれに入れと渡されたのは、生命保険の申込書。
つまり死亡保険金で払えって事なのよ。
それを知ってしまった由香(石橋杏奈)は、風太郎を呼び出し自分の体を買ってくれと頼むわけよ。
清く正しく生きている伊豆屋の皆さんは、もしかすると風太郎にとってかすかな希望だったのかもしれない。
兄の借金のためとはいえ、由香がそんな行動に出たことに風太郎は落胆したんでしょう。
「お前らは違うんじゃなかったのかよ!」と追い返してましたね。
その後、伊豆屋を訪れた風太郎に祥子(りょう)が借金を申し込むんだけど、彼は「お断りします。笑顔で受け入れればいいじゃないですか?どんなことも・・・。」と、さらりと拒むんだよね。
そんな風太郎に包丁を手にして、真一にしたことを警察に黙っておいてやる代わりに金をよこせと脅しに出る保彦(光石研)。
祥子まで包丁を握りしめてなりふり構わぬ姿に、風太郎は自分の中で伊豆屋の皆さんがどういう風に出るのか賭けをしていた、最悪のケースだと言い放った。
やっぱ、心のどこかで彼らには金に負けない美しい心を持ち続けて欲しかったんでしょうか?
あの状況下で伊豆屋の皆さんが、どういう行動を取ればガッカリしなくて済んだというのだろうか?
健蔵は大金を手にしたものの、使い方が分からず虚しくなって風太郎に返しに来ましたね。
「好きにフラフラしたいだけで、金に囲まれて暮らしたいわけじゃない」って健蔵の言葉に妙に納得しちゃいました。
そんなものかもしれないね。
健蔵を自分の手で殺さなかったのは、亡くなった桃子との約束だったと語る風太郎。
お父さんは悪くない、だから恨まないでといつも言ってた母。
大好きだった母との約束だけは守りたかったのか・・・。
風太郎が死のうとしていることを察した健蔵の「この世のルールを教えてやろうか?親より先に死んじゃいけないんだぜ。」って言葉は良かった。
「親にもよるでしょ。」という風太郎の切り返しも含めて・・・。
あれでいて、健蔵にも父親らしさの欠片ぐらいはあったのかもしれない。
翌朝、死にに行く風太郎の車に「見届ける」と乗り込んだ緑。
行き先は海辺の小屋。
風太郎が選んだ死に方はダイナマイトでの爆死。
導火線に火をつけ、子供の頃に書いた「金持ちになって幸せになるズラ」という文字を見て、「わかったよ」とつぶやいた風太郎。
何がわかったのでしょう?
金で幸せになれるわけじゃないって事がわかったんだろうか?
そして、緑は本当にこのまま風太郎の死を見届けるのでしょうか?
パジャマのまま会社へ行き、金庫の中の金を抱いて心を落ち着けようとするが吐きそうになって・・・。
そんな風太郎に「お忘れですよ、社長」とスーツと靴を放り出す緑(ミムラ)が、また恐いんだ。(;´Д`)
風太郎の子供の頃って、本当に悲惨だよね。
健蔵(椎名桔平)が愛人を家に引っ張り込んで、桃子(奥貫薫)と風太郎(幼少期:斎藤隆成)に出て行けって言うわけよ。
雪の舞う中、見つけた海辺の小屋で一晩明かした母子は、これからも辛い事があったらここへ来ようと決めていたんですわ。
で、桃子が亡くなり、宏(近藤公園)を殺してしまったあの晩も、風太郎は一人でこの小屋に来て、金持ちになれば幸せになれると自分に言い聞かせてたってわけか・・・。
宏が自分を引き取ろうとしていた事など知らずに・・・。
桃子は風太郎にお金以上の愛情を注いで来たはずなのに、母親の死を金がなかったせいだと思ってしまったばかりに狂って行った彼の人生。
思えば茜は桃子並みに風太郎に愛情を注いでいたのかもしれない。
でも、その愛情を彼が受け付けることはなかった。
茜の自殺により、彼女の愛の大きさ、重さを感じてしまったのかな?
この世に愛がある事を教えようとしてくれていた茜を、軽くあしらって死に至らしめたことは、さすがの風太郎にもこたえたか。
伊豆屋さんも大変な事になっちゃったよなぁ。
真一(松山ケンイチ・二役)が作った借金2000万を返さなければこれに入れと渡されたのは、生命保険の申込書。
つまり死亡保険金で払えって事なのよ。
それを知ってしまった由香(石橋杏奈)は、風太郎を呼び出し自分の体を買ってくれと頼むわけよ。
清く正しく生きている伊豆屋の皆さんは、もしかすると風太郎にとってかすかな希望だったのかもしれない。
兄の借金のためとはいえ、由香がそんな行動に出たことに風太郎は落胆したんでしょう。
「お前らは違うんじゃなかったのかよ!」と追い返してましたね。
その後、伊豆屋を訪れた風太郎に祥子(りょう)が借金を申し込むんだけど、彼は「お断りします。笑顔で受け入れればいいじゃないですか?どんなことも・・・。」と、さらりと拒むんだよね。
そんな風太郎に包丁を手にして、真一にしたことを警察に黙っておいてやる代わりに金をよこせと脅しに出る保彦(光石研)。
祥子まで包丁を握りしめてなりふり構わぬ姿に、風太郎は自分の中で伊豆屋の皆さんがどういう風に出るのか賭けをしていた、最悪のケースだと言い放った。
やっぱ、心のどこかで彼らには金に負けない美しい心を持ち続けて欲しかったんでしょうか?
あの状況下で伊豆屋の皆さんが、どういう行動を取ればガッカリしなくて済んだというのだろうか?
健蔵は大金を手にしたものの、使い方が分からず虚しくなって風太郎に返しに来ましたね。
「好きにフラフラしたいだけで、金に囲まれて暮らしたいわけじゃない」って健蔵の言葉に妙に納得しちゃいました。
そんなものかもしれないね。
健蔵を自分の手で殺さなかったのは、亡くなった桃子との約束だったと語る風太郎。
お父さんは悪くない、だから恨まないでといつも言ってた母。
大好きだった母との約束だけは守りたかったのか・・・。
風太郎が死のうとしていることを察した健蔵の「この世のルールを教えてやろうか?親より先に死んじゃいけないんだぜ。」って言葉は良かった。
「親にもよるでしょ。」という風太郎の切り返しも含めて・・・。
あれでいて、健蔵にも父親らしさの欠片ぐらいはあったのかもしれない。
翌朝、死にに行く風太郎の車に「見届ける」と乗り込んだ緑。
行き先は海辺の小屋。
風太郎が選んだ死に方はダイナマイトでの爆死。
導火線に火をつけ、子供の頃に書いた「金持ちになって幸せになるズラ」という文字を見て、「わかったよ」とつぶやいた風太郎。
何がわかったのでしょう?
金で幸せになれるわけじゃないって事がわかったんだろうか?
そして、緑は本当にこのまま風太郎の死を見届けるのでしょうか?
by cafe-nyoropon | 2009-03-09 14:52 | 2009年1月クール